赤いルバーブの不思議
画像のルバーブは、発芽後1週間のシャンパーニュです。
発芽直後は赤色の色素が発現してなく緑でしたが、2、3日目で赤身が出て、その後、日に日に赤身を増しています。
このシャンパーニュ、異常に発芽が早く、播種五日目から発芽がはじまり、その翌日にはすべて発芽してしまいました。発芽率は92パーセントです。
発芽した株の95パーセントに赤い色素の発現が見られます。
シャンパーニュらしい透明感のある赤です。
この赤が、成長過程で残っていくかは疑問ですが、現時点では満足のいく成績です。
さて、ルバーブ愛好家の中で絶大な人気を誇る赤いルバーブですが、
残念なことに赤色の品種のルバーブの種をまいても
赤色のルバーブはほとんど生まれないとされています。
日本に限らず、海外のサイトを見ても同じことが言われています。
これがルバーブの特性だと。
特性だと。
特性だと。
この事が私には不思議でなりません。
子どもが親の形質を受け継がないなんて、
まるで、F1か交雑種のようです。
きっちりと品種として形質が固定されているのなら、親と酷似した子供が生まれて当然です。
素人ながら勘繰るに、
世間に出回っているルバーブの種(品種表示されたもの)の多くは、実のところ、
形質を維持するための固定がなされていないのではないのか、と思うのです。
もしルバーブが種でしか増やせなかったら、きっと固定されてたでしょうが
如何せん、株分けでどんどん増やすことができます。
変異で優良株が出現すれば、時間と労力をかけて、その性質を固定するよりも
株分けで、クローンを増やしていく方が効率的で経済的です。
そこでネットで色々調べてみたところ
私の勘繰りが、当たっていると思わせるルバーブが見つかりました。
そのルバーブの種子から発芽した子供は、90パーセント以上、親の形質を受け継ぐと言うのです。
海外のナーセリーで産出された品種で、
長い時間と労力を費やし、母本選抜を繰り返し、形質を選抜固定したそうです。
このようなナーセリーは探すといくつか存在するようで
それぞれが、そのナーセリーオリジナルの品種を育てているようです。
残念ながら種子の販売をしているところは1か所しか見つけられませんでした。
非常に高価でしたが、思い切って4品種ほど購入しました。
さっそく半分ほど播種。これからの発芽と成長が楽しみです。
歌い文句通り、見事な真紅のルバーブが大量に育つとよいのですが。