記憶に残るのは・・・・・・?味?香?それとも両方?和牛香について
和牛に限らずお肉を焼くととても良い香りがしますね。
でも和牛には他の牛にはない独特の香ばしい香りがあります。
数年前、その香りの事を「和牛香」ということを知りました。
どんな和牛でも和牛香がするのかは知りませんが、
当店で取り扱っているお肉からは例外なく独特の良い香りがします。
お客様にお出ししたお肉から強烈な和牛香がしたとき
マスターは、そのお肉が間違いなかったと確信します。
私がブログやfacebookでよく記憶に残る牛と表現することがあります。
実は、記憶に残っている大部分が香りと見た目(霜降り)なのです。
もちろん最高に美味しかったということも記憶していますが、
美味しさのディテールを説明しろと言われても
お恥ずかしながら「美味しかった」としか出てきません。
これまで扱ってきた牛の中で強烈に脳裏に刻まれている牛があります。
それは長野の牛で
美雪和牛と言います。
イチボという霜降り肉を焼いたとき
これまで経験した事のなかった濃厚な和牛香が鼻に飛び込んできました。
お肉を焼いているというより
バターを焦がしているかのような最高に香ばしくて甘い香りでした。
その後、同レベルの牛は何度か入荷しましたが、
最初に経験した美雪和牛のインパクトが強すぎました。
当店でBMS(ビーフ・マーブリング・スタンダード)11以上の牛に拘りだしたのも
この美雪和牛の存在が大きかったと思います。
私にとって記憶に残るのはお肉の香りなのですが
皆さんの場合はどうなのでしょうか?
同業者の方はどうなのでしょうか?
興味津々です。