炭素循環農法(自然農法)
我が家では農薬はもちろん、肥料も使わない炭素循環農法を実践しています。
植物の成長には栄養素が必要です。
有機農法は、生の有機資材を人為的に発酵させて、植物の栄養素を作り出しそれを畑に投入します。
炭素循環農法は、その作業をすべて土の中の菌に任せてしまいます。
菌に植物を養ってもらうのが炭素循環農法の考え方です。
菌に植物を養ってもらうためには、たくさんの菌が必要です。沢山の菌を養うためには、菌の餌が沢山必要となります。
その餌となるものが炭素です。その炭素を大量に含んだものが草や木の葉や小枝です。
本来なら大量の未発酵の有機物資材(高炭素資材)を耕耘し畑にすき込まなければならないのですが、
今年から、不耕起に変えてみようと思っています。
人為的に炭素を土中に供給できないので、炭素循環の効率は悪くなると思いますが
土表面の環境を良い状態に保つには不耕起の方が良いと判断しました。
昨日は刈り取っておいた草を集め、畑に敷き詰める作業をしました。
予定では軽トラ2台分を敷き詰めたかったのですが、途中で雨が降り出し作業を中断しました。
近いうちにもう一台分敷き詰め、草が落ち着いたところで、
夏播きのルバーブを定植したいと思います。
楽ができると思い始めた炭素循環農法ですが、思いのほか大変です。
これだけの草を集めるのも一苦労です。
こちらは、春播きのルバーブです。5畝70株です。
左側はお盆前に定植したもので、かなり大きくなりました。
3列目以降はお盆過ぎに順次定植したルバーブです。これからの成長が楽しみです。
共に、来春には収穫できるでしょう。